こんにちは、ハツユキです。
小説を書くのを上手くなりたいな。
上手く小説を書ける人はどんな特徴があるんだろう?
そう思うことはありませんか?
今回は、小説を書くのが上手い人の特徴について解説していきます。
先にネタバレをすると、
小説を書くのが上手い人は、人の心を動かす人です。

上手い人は人の心を動かす
結論から言うと、小説を書くのが上手い人は人の心を動かすことができる人です。
こんな経験はないでしょうか?
本を読んでいて、すごく本の中のキャラクターに感情移入してしまったり、大笑いしたり、悲しくなったりしたことが一度はあるのではないでしょうか?
こういった人の感情を揺さぶることができる話を作ることができる小説家。
それが小説を書くのが上手い人の特徴です。

書き方だったり基礎はただの手段
ここで、でも人の心を揺さぶるっていっても、そういうことができる人って結局書き方とか、基礎が上手い人が当てはまるんじゃないの?
と疑問に思われるかもしれません。
たしかに、基礎は大切です。
しっかりと土台ができていない家は、地震で簡単に崩れます。
が、その基礎というのはあくまでしっかりとした家を建てるために必要な要素の一つに過ぎません。
いくら地震に強い最強の家ができたとして、ホラー映画に出てきそうなおどろおどろしい家に誰が住みたいと思うのでしょうか?
下手をすればその家で一生を過ごすことになるのかもしれないのですから、できればホラーハウスよりはオシャレな家に住みたいですよね?
そういうことなんです。
基礎はあくまで土台。
せっかく作った人の心を揺さぶれる話がめちゃくちゃになってしまわないように、しっかりと支えるためのものなんです。

基礎が土台。
心を揺さぶる話がオシャレな家ということですね。
基礎は必要です。
ですが、それは小説を書くのが上手い人の特徴ではありません。
本当に上手い人は、オシャレな家を建てられる人。
人の心を揺さぶる話を書ける人なのです。

小説を上手く書くコツは?
ここまで、小説を書くのが上手い人の特徴について解説してきましたが、
では、小説を上手く書くにはどうすればいいのでしょうか?
少しだけ解説しますね。
自分がその作品で伝えたいことはなんなのか?
まず家を作るには設計図がなければなりません。
完成系が見えていなければ、めちゃくちゃな家ができてしまうからです。
そこから、土台を作り、オシャレな家を作っていくのです。
では、話を書く場合、設計図はどうやって作るのか?
それは、この話を通して自分が伝えたいことはなんなのかを決めることです。

もし言っている意味がわからなければ、なんでも構いません。
自分が心を揺さぶられたことがある話をもう一回読み返してみてください。
ただし今度はただ読むのではなく、この話で作者が伝えたいことはなんなのか?
それを意識して読んでいくのです。
例えば、最終的にヒロインが病気で亡くなってしまう話があったとしましょう。
この作品で作者が書きたかったものはなんでしょうか?
簡単です。
そのヒロインが病気で亡くなるということが、その作者の書きたかったことです。

ただし、単純にヒロインが死ぬシーンが書きたかっただけだと、ただのサイコパスな小説家になってしまいかねません。
そこからさらに考えてみるのです。
病気に対する怒りの描写や、病気の説明が多い場合は、『病気の怖さ』が作者の本当に書きたかったものです。
逆に、ヒロインが死ぬことを恐れたり、すごく苦しんでいる描写が多いのなら、その作品は『死の恐ろしさ』について、が作者の書きたかったものだと考えられるのです。

伝えたいことを見つけるには
ここまではわかったけど、設計図の作り方はわかったけど、伝えたいことがないよという方もいるかもしれません。
そういう場合は、まずは自分の心に耳を傾けてみればいいのです。
例えば、心の中で小説家になりたい!という思いが強いのならば、主人公が小説家を目指す話を書けばいいのです。
もし心の中になにも書きたいことがないのならば、やりたいことが何もない主人公の話を書いていけばいいのです。

感情を揺さぶる小説を書こう
どれだけ上手い構成、上手い話を書くことができたとしても、
読者の心を揺さぶることができなければただのお話です。
暇つぶしにはなりますが、そこでおしまいです。
ですが、自分が書いた本で心を揺さぶることができれば、それは名作となり、
読者の心に残り、
ものによっては読者の生き方さえも変えてしまうほどの力を持ちます。
それが真の小説を書くのが上手い人の特徴なのです。

もっとちゃんと基礎をしっかりとしないと……
もっと上手く書きたい……
そう思うのは大いに結構です。
が、小説を書く上で大切なのが、
読者の心を揺さぶること。
これだけは忘れないようにしましょう。
どんな話も読者の心を揺さぶるという目標をしっかりと立てていれば、
どんなに構成が悪くとも良い作品となります。

感情を揺さぶるヒントになる本
なるほど、とにかく読者の感情を揺さぶればいいわけだ。
もっと人の感情を揺さぶれる話を書きたい。
何か参考になる本はないの?
という方もいるかもしれません。
そんな方にはこちらの本がおすすめです。
今回の記事で取り上げたように、人の感情を揺さぶることに重きを置いて解説されているので、
もっとうまく小説を書きたいと、考えている方は、
この本を読めばグッとプロの小説家に近づけますよ。
適当に小説を書くだけでも一次選考に受かりやすくなったり、
小説投稿サイトに投稿するだけで、読者から「すごいおもしろかった!」という感想をもらえる。
将来、小説家として活躍するつもりなら、読んでおくべき必須の本です。
ぜひ皆さんの執筆に役立ててください。
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